猫と一緒にちょっと一息

お猫様につっこまれつつ、呟いたり語ったり。毎日、楽しいこと探すわよ。

2015.11.20.Fri

「イグアナの嫁」

息子が私の机に、ポンとおいて行った本。

IMG_2030.jpg

あいつ、てんてんさんの世界にはまったな。
そういう私もすっかりはまっているけど。

これは、てんてんさんご夫妻が、
グリーンイグアナのイグちゃんを迎えるくだりから
すっかり家族になる日々を、お二人の日常と共に
マンガにしたものである。

photo04.jpgグリーンイグアナ
※画像お借りしました。



体中、うろこに覆われた生き物が
そこらへんに寝転がって日光浴をしているなんて
ちょっと想像がつかないが
考えてみたら、毛玉と暮らしていることも考えられないわー
という人だっているだろうから、
暮らしちゃえば、どってことないのかもしれない。

イグちゃんを迎えるころ、ツレさんはうつ病をわずらっていたわけだけれど
てんてんさんが知り合いにうつ病の話をすると、
心配してくれる人もいるけれど、
話題をそらしたり、関係をフェードアウトする人もいた、と書いてあった。
私も同じようなことを感じており、
うつ病ってそういう病気なんだなと改めて思った。



私は、この漫画をよんで、すっかり
イグアナに対する印象が変わった。
ちょっとキモいちょっとかわいいヤツ

こんな風に、世の中のうつ病に対する印象も
変わったらいいのにな~と思った。

IMGP7016.jpgうちの毛玉たち。


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2015.07.20.Mon

カズオ・イシグロ

17日の金曜の夜、なんとなくテレビをつけたら
NHKで白熱教室をやっていた。
語り手は『日の名残り』『私を離さないで』
『忘れられた巨人』の作家、カズオ・イシグロ氏だった。

前半を見逃したので、ネットで探したら、翌朝すでにアップされていた。
その時は、視聴者数3人だったのに、今日は300人を超えていた。



以前はわりと本を読んでいたが、
最近、活字から離れていた。
本は娯楽にしか過ぎない気がしていたからだ。
現実世界の友達や家族と話すことの方が
満たされるのではないかと思ったからだ。

ところが、イシグロ氏は小説のおもしろさを見事に説明してくれた。

心情を伝えたい、思いを伝えたい、とイシグロ氏は言う。
自分たちの体験に対して、人間としての感情を分かち合うことは
重要なことだ、と。

たしかにそうだ。
私は分かち合いたいと思っている。
ところが私には伝える力が未熟なので
伝えきれない。

作家の描いた世界で、リアルな心情を言葉にしてもらって
うんうんと受け取る。
そうする以外にないのだ。

映画やお芝居を観るのも、そういったことだと思う。

真実とはなんだろうと、探しているのだ。

なんだか、またふつふつと読書欲が湧いてきた。




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2012.11.22.Thu

「紙婚式」

「紙婚式」 /山本文緒




数年前、山本文緒さんにはまった。
読みまくったので、タイトルと中身がごっちゃになり、
あの話、どれだったかな~と息子に聞いたりする。
(彼も一時はまってた)

「紙婚式」は8つの短編からなるが、
今日はふと、そのうちの一つを思い出した。
それが『秋茄子』



夫の両親と二世帯同居をする子供がいない夫婦。
妻が乳がんかもしれないとなったら、
夫が逃げちゃったのである。

妻の病気で逃げ出すなんて
ありえない夫でしかない。
(私はこの夫の気持ちがわかる気がするけどね。)


逃げるなんてひどいと思うか。
なぜ、逃げちゃうんだろう?と思うか、

何かが起きるとそれまで隠れていたことが出てくる可能性がある。

結婚して、他人が加わることで、それまで淀んでいた空気が動き出す。
素敵な瞬間にたちあえる。





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2012.08.22.Wed

「旦那さんはアスペルガー」

まんが家の野波ツナさんが、『受動型』アスペルガーの旦那さんとのエピソードを
わかりやすくまんがにした本。
監修をされている国立成育医療センターの宮尾先生の解説も
とてもわかりやすい。
診断されてからの日々の事。


こちら、診断されるまでの本。



アスペルガー症候群はハンス・アスペルガーによって1944年に初めて論文で発表されたのだが、
私が知ったのは大人になってからの事。
だから、なんかへんとか、なんか生きづらいと思いながら大人になってるかたもいるはず。

見回すと、よくトラブルをおこしたり、なんでわかんないのかな、
とか大変そうな人っている。
そんな中、本人はいたって平気で、
フォローするまわりの人間があたふたしている、
なんてこともある。

野波ツナさんのご主人はその、本人はいたって平気な『受動型』アスペルガー。
本人に生きづらい自覚がない分、本人が変わる気配なし。
その分、周りは大変よ~
どうしましょ~
という対処の糸口が見えてくる本。

そうだったんだーと目からうろこのこともあるかもしれないし、
自覚のない本人がこの本を読んだら、
人からはこんな風に見られているとわかるかもしれない。





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2012.04.11.Wed

「自閉症の才能開発」

私が初めて自閉症の子供と出会ったのは、長男が、一歳の時だった。
夫の仕事のつごうでジャカルタにいた時、
仲良くしてもらっていた友達の二歳の男の子は
私と目を合わせなかった。
幼稚園に通うようになっても、ほとんどしゃべらなかった。
手をひらひらさせていたし、つま先で歩いていた。

友達と一緒にドーマン法の本など読んでみたが、
彼にとって本当に何がいいのか、私は全くわからなかった。
情報がほとんどなかったあの頃、
同じ親として、ただ、ただ、彼女と一緒に考えたかった。


自閉症の才能開発―自閉症と天才をつなぐ環自閉症の才能開発―自閉症と天才をつなぐ環
(1997/07)
テンプル グランディン

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あの頃こんな本があれば、自閉症のことをもっとわかったのに。
どんな才能があって、どんなふうに考えているのか、
もう少し知ることができたかもしれない。

自閉症のことがよくわかる一冊。
おすすめです。


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2012.04.07.Sat

「からだのひみつ」

この本は、整体師の寺門琢己さんと、作家の田口ランディさんとの対話ですすんでいく。
子供から大人になっていく間の体の変化を、寺門さんがとてもわかりやすく語っている。

女と男の身体って違うって。
なるほど。

自分の身体と会話する言葉=身体言語
身体言語で生きていると、聴き取り能力が高いらしい。
他人の話を頭だけじゃなくて、きちんと聞ける。
きちんと聞けるって相手を癒せるぐらいの能力なんだとか。
なるほど。

人の感性は臓器の特徴そのものだって。
簡単にいうと、
心臓は喜び、腎臓は不安、肝臓は怒り、肺は哀しみ、脾臓が憂いみたいに。
たしかに、肺にくる息子は、悲惨なニュースとか見れない。
悲しいことに反応しちゃう。
なるほど。


からだのひみつからだのひみつ
(2000/12)
田口 ランディ、寺門 琢己 他

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他にも、なるほどがたくさんあって、
思春期の子供から、大人までみんなに読んでもらいたい。



個人として考えたら、肉体の「死」は悲しいけど
人間という生物として考えたら、
死をもって命を連鎖させるシステムを
40億年も前に選択したわけで、
「死」の意味なんてわかるはずもないって。

だったら、人間としてきちんと命をつないでいこうじゃないの。



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2012.04.01.Sun

エイプリルフール

今日はエイプリルフール。
ウソをついてもいい日とされている。
ちょっとしたからかいや、冗談は親しい間柄なら楽しくもある。

ところが、そういったことが通じないタイプの人がいる。
微妙な空気をよむことが難しかったり、
言葉の背景にある部分を感じとることが苦手で、
文字どおりにとってしまう真っ正直な人。
こんな人はもしかしたら、アスペルガー症候群かもれない。


わかってほしい!大人のアスペルガー症候群わかってほしい!大人のアスペルガー症候群
(2010/05/27)
宮尾 益知

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アスペルガー症候群に関する本は他にも、たくさん出版されている。
ちょっと自分はみんなと違うみたい、とか
生きづらいなと感じたら、手にとってみるといいかもしれない。
診断されるほどではなくても、
あーなるほどね、こんなふうにすればいいのか
と、うなづけることがあるかもしれない。

相手とコミュニケーションをとる、とは、
相手の状態によってコミュニケーションの方法や内容を
かえていくということ。

アスペルガー症候群の人は、言葉以外の情報から
相手の状況を察知するのが難しいので、
言葉に頼ることになる。
だから、雰囲気がわからない・・・

こんなことはアスペルガー症候群と診断されなくても
普段の生活でも充分おこる。
すれ違いだったり、勘違いだったり。
でも、勘違いに気づくようなら、それほどじゃないんだと思う。



ここには、本人が自覚できる具体的な状況や、
家族や周りの者の、付き合い方が書いてある。
これがすべてではないと思うので、参考になればと思って紹介した。

私の周りにも、それっぽい人は結構いる。
冗談が通じなかったら、もっと通じる楽しいことを共有したいと思う。




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2012.03.21.Wed

「その日の前に」

娘が目を真っ赤にして、

「久しぶりに号泣した。」

と言って、部屋から出てきた。
重松清さんの「その日の前に」を読んだんだと。




重松清さんと言えば、息子の中学受験のころから、
受験問題として、使われることが多くなり、
「短パンデイズ」をはじめ、私もたくさん読んだ。


「その日の前に」は、南原清隆、永作博美、主演で大林宣彦監督により
映画化もされていて、その印象のほうが残っている私にとって、
本を読んだ後味はだいぶ薄れていた。

そんな私のところへ 「号泣した」とい言ってきたんである。
その感覚を共有できないなんて、残念。

「その日」とは人間の「最期の日」という意味だが、
娘は、その日が来る前のこころ構えがまだできないという。
順番で言ったら、私が先なんだから、心配しないでよろしい、
というと、「その準備がまだできていないんだ」という。

そうかいそうかい、
まぁ当たり前だ。
今からゆっくりゆっくり、考えればいい。
私は年金たっぷりもらうために、長生きするから。
と言おうと思ったら、

「だって、まだ、料理教わってないもん。」
だってさ。

おい、食べる心配かい




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2012.02.22.Wed

「僕の妻はエイリアン」

皆さんは、「アスペルガー症候群」をご存じだろうか?
これは、「高機能自閉症・アスペルガー症候群」という障害を持つ泉さんが、
夫目線で日々をつづる、ノンフィクション。


僕の妻はエイリアン―「高機能自閉症」との不思議な結婚生活 (新潮文庫)僕の妻はエイリアン―「高機能自閉症」との不思議な結婚生活 (新潮文庫)
(2008/06/30)
泉 流星

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アスペルガー症候群は「障害」だが、ここでは、
「社会で生活するうえで困難レベルの不具合がある」
という意味でとらえられている。

簡単な挨拶ができなかったり、
自己中心的な行動をとったり、
ちょっと、とんちんかんだったり。
たまにだったらあるけど、日々起こるとなると問題だ。

ごく普通の人に見えるのに、実はうまれつき脳のつくりや
働きが少し違うため、コミュニケーション能力に問題がある。

ごく普通の人に見えるのに
「自分以外の人間の気持ちや考え方を理解する能力に問題がある」
というところが、ややこしい。

私の周りにはこの手のタイプの人がけっこういる。
友達に「こんな人いる?」と話すと、
たいてい親戚や職場に「いるいる~」となる。
「夫がこれにちかい!」という人もいた。
変わってて、ちょっと不思議な人、と思ってたらしいけど、
脳の問題だとわかると、つきあいも変わってくる。

この本を読むとわかるが、自閉系の人は集中力や、
物事へこだわりがあったりして、
ものすごい能力を発揮したりする。


世の中いろんな人がいる。
色々なタイプの具体的なことを知ると
トラブルが減るかもしれない。


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2012.01.18.Wed

「陽だまりの彼女」

長男がだいぶ前に買ってきて、
また、ほれっとおいていった。
そしたら、娘が先に読んじゃった


今では、本屋さんに平置きされ、「女の子が男の子に読んでほしい本、№1」
と、紹介されているので、ご存じの方も多いだろう。
(そんなこと言われたら、おばちゃんは読みにくいけどね)



「陽だまりの彼女/越谷オサム」





中学生のころは、冴えないいじめられっこだった同級生に、
十年ぶりにばったり再会したら、できる女へと大変身していた・・・


始めは、なんだかありがちなラブストーリーと思って、
ずんずん読んでいたら、そのあと謎めいてきて、
後半はもう、切なくて胸がキュンキュンしてしまった。

恋愛ものは、映画も小説もあまり手にしないから、久しぶりで、新鮮だった。
胸の奥底の大切なキラキラした置物を、あーこんなところにあったのね、
と再確認したみたいな小説だった。


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